白黒フィルムで残すこと 〜 プリント納品 編 〜
こんにちは、個人的な今年の漢字一文字は「返」の鈴木です。
白黒フィルムで残すことシリーズもいよいよ最終回。
そして、前回の 〜 暗室プリント編 〜
暗室でプリントした写真を、納品に伺った時のお話です。
今回、撮影のご依頼をいただいたHさんご夫妻は、お二人それぞれのポートレイトを
モノクロ銀塩写真で、3年ごとに残していきたいという内容でした。
完成から数日後、Hさんのご自宅へ写真のお届けです。
箱にはプリントとネガが入っています。
「わぁ〜、二人の写真って何年ぶりかしら」
「フィルムのモノクロ写真って、やっぱり違うわね」
撮影した時の思い出や、それぞれの写真をじっくりと見ながら会話が弾みます。
何気ない日常の中で、自分の写真を残すという行為が、二人の特別な時間を生み出しました。
そして完成した写真には、ありのままの、“その人らしさ” が出ているのかもしれません。
この依頼を通して、改めてフィルムで残すこと、そして写真をプリントして残すこと、沢山の発見がありました。
R-roomはこれからも、その方に合った方法で、その人らしいポートレイト(人物写真)を撮影していきたいと思います。
改めまして、Hさんご夫妻、本当にありがとうございました。