白黒フィルムで残すこと 〜 撮影編 〜
こんにちは、苦手な食べ物は「ない」鈴木です。
今回は、冬に撮影した白黒のフィルム写真についてのお話です。
先日、個人のお客様から撮影に関してのお問い合わせをいただきました。
お客様のご要望は、3年に一度夫婦でポートレイト写真を残したいという内容。
そしてもし可能であれば、デジタルの写真ではなく、昔ながらの白黒フィルムによる
銀塩写真を残したい・・・。
私自身、写真としてのお仕事は、現在ほぼデジタルカメラでの撮影〜納品が主流です。
そうした中、今ほとんどその姿を消しつつある「白黒フィルム写真」を
ご依頼いただけるのはとても有難い機会だと思うと同時に、
その期待にどれだけ応えられるかという未知の心配もありました。
(フィルムの撮影や現像に失敗したらどうしよう。。。)
ですが、ここで「フィルム写真」を絶やさぬよう、新たな気持ちで挑戦する意味も
込めて今回は白黒フィルムで撮影させていただくことになりました。
まずはヒアリング、お客様はスタジオ撮影の様な写真ではなく、
あくまで日常の中にある写真をご希望でした。
そこで、今回はお客様のご自宅で撮影となりました。
フィルムは富士フィルムをセレクト。
昔から愛用のカメラで36枚撮り、1本勝負です。
この「36枚」と限られた中で、お二人のポートレイトを残します。
ゆっくり1枚1枚を撮っていきます。
『カシャッ』、『カシャッ』静かな中に響くシャッター音。
デジタルカメラの様にすぐには確認出来ませんが、その分濃密な時間が流れていきます。
最後にお二人のツーショットも撮影させていただいて、撮影完了。
さて、どんな写真になるのでしょうか、白黒フィルム写真の作業はまだまだ続きます。
つづく・・・。