ポートレイトの魅力
こんにちは、グレープフルーツはピンク派の鈴木です。
久しぶりに登場しましたが、今回はポートレイトの魅力について
お話したいと思います。
portrait(ポートレイト)とは、日本語で『肖像』いう意味です。
写真の場合は「肖像」=「人物写真」になるのですが、シンプルに人物写真
といっても実はとても難しいと思っています。
皆さんはカメラに写るのが好きですか?
私自身、普段撮る側なのですが改めてカメラの前になるとドキドキします。
今ならスマホなどで気楽に写される感じもあるのですが、過去に証明写真や
集合写真など、ここぞという時の写真はやっぱりどこかしら緊張したものです。
写真を撮っていると、撮られる側、つまり被写体の方の緊張感を感じることが多くあります。
そうした中でシャッターを切る感覚はとても魅力的で、時には「撮る側」と「撮られる側」の
その場の空気感までが写真に残っている様にも思えてくるのです。
過去の写真家が残した写真集にも、ポートレイトを題材にしたものが沢山あります。
アーヴィング・ペンやジャンルー・シーフ、ロバート・メイプルソープ、
日本人なら荒木経惟(アラーキー)や篠山紀信、・・・・、などなど、
本当に沢山の写真家がポートレイトを残しています。
みんな同じテーマの『肖像写真』なのに、なぜこんなにも違うのかと、
いつも驚きと発見が多くあります。
力強い顔、かわいい顔、怒っているような顔、優しい顔、かっこいい顔、
本当に人間の持つ表情や感情を写真で残すことが単純に凄い。
私自身、2013年に『ポートレイト』というテーマで写真展を開催したのですが、
今後もポートレイト撮影をライフワークのひとつとして、また皆さんの前で
発表出来ればと思っています。
個展に展示した、私の祖父母のポートレイト。
カメラを構え、ゆっくり静かに向き合いながらシャッターを切りました。